「オイ姉ちゃん。今のうちに正直に吐いといた方が身のためだぜー」 不気味発言の男がさも可笑しそうに笑いながら言った。何かムカツクなコイツ。 じろりと見るが、ニヤニヤと笑うだけだ。キモ。ウザ。 「ねぇ宮本さん。本当に未来から来たの?」 沖田が言った。 「信じたくないですけど。現にあたしは 1863年のこの時代にいるんです。逃れようもないですね」 ふぅと息をついた。こんな目に遭ってもなお、たいして動揺していない自分には呆れる。 そんなあたしを見てか、土方は低い声で言った。