あたしが早く下ろせ、と思っていると、沖田は何故かくるりと方向転換した。 ……ん? あれ、何で?ここで話すんじゃないの? 方向転換したことで、部屋を見ることができた。 7人の男を確認できた所で、いきなり体が解放された。 …………ン?解放? ドサッ! 「ぐっ……?!」 手を離されたあたしは、いきなり床に落下した。体が強く打ち付けられる。 「総司!何やっているんだっ」 側頭部を強打し、一瞬頭が真っ白になる。目の前にお星サマが浮かび、あたしを嘲るように消えていった。