さっきより一層、悲壮感が漂う悲鳴が聞こえてきた。 「今度は何だ!」 しかもその叫び声は先程よりいささか野太い。 そして何だか騒がしい気がする。 尋常じゃなさそうな状況に、近藤と土方は腰を上げる。 沖田もつられて腰を上げながら、 「………やっぱりやらかしてくれましたね。期待通りです」 沖田は意地の悪い顔でニヤリと笑った。