武士道セブンティーン!!


「あっづぁあっっ!!」

湯に足を入れた途端、とんでもない熱さに飛び退く。

ヤッベぇ。火傷する。死ぬかと思った。


「大丈夫かい、宮本さん」

「あ、あはは、大丈夫ですー」

あたしは引きつった笑顔で、
風呂の前で見張りをしてくれている井上さんに声を返した。


「これが五衛門風呂か………ハードかつデンジャラスな代物だ」

よく時代劇で見るような丸い深い風呂を覗き込んで、
また恐る恐る足先から湯につかる。


今度は悲鳴を上げずに済んだ。