未だバチバチと火花を散らすあたしたちに、近藤さんが口を開いた。 「まぁ落ち着いて。ちゃんと話を聞こうじゃないか」 フン。 見ろ土方。お前の上司は心が広いお人だ。 「見習えよ下っぱ」 「何か言ったか」 「別に何でもありませんー」 ぎろりと睨んできた土方に唇を尖らせて言う。 疑わしそうな目で見てくる。見てんじゃねーよ。