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「……詳しく話を聞かせて貰おうか」
組んだ腕を指で忙しなく叩き、眉間に水が溜まりそうな位深い深いシワを作る土方。
イライラが最高潮に達しているらしい。
目なんか今にでも噛みつきそうだよ。
「何のですか？」
「俺は、部屋から出るなと言ったよな？」
「言いましたね。
詳しくは “足手まといは引っ込んでろ！” でした」
「そうだ。確かに俺はそう言った」
憮然とした表情のままそう言う土方。
遠慮とかしろよ。殺意が沸いた。
「なのに………何勝手に出てやがる！」
「さぁ？不可抗力じゃないすか？」
「真面目に答えろ！」
「大真面目なんですけどぉ」
何回聞くんだよ。
何なのコイツら。いーかげんうぜーよ。
