今回の討伐依頼地は、私の家の付近の公園の付近のスーパーの付近の駐車場だ。






なんの討伐だったかなぁー。



忘れちったよー。でも大丈夫!






私はどんな敵が来ようと負けないもんね!







そういえば…。




最近の圭太は普通になった。





いや、普通というのは…。








以前は、一週間でも会えなければ抱きつき、頬になら平気でキスをする変態野郎だったのにも関わらず、真梨と付き合い始めてから何もしなくなった。






メールにハートマーク使うのはやめていないけれど…。





しかし、それを寂しいと思ってしまう私は…。





ていうか、直人が背中にくっついて離れないのですが…。






かわいしゅぎ…。




直人、可愛いのも程々にね…?



私の体が持たないよ…。








「おい、華乃」




「へいっ!」





「今回はなんの討伐なんだ?」





「えぇっと、それがねー…」



圭太が聞いてくるけど…、私、忘れちゃったんだよ!





「忘れちゃった!てへ☆」




「お、お前なぁ…」






呆れたように言ったけど、私にはハッキリと見えてしまった。








…圭太の赤く染まった顔が。