教室のドアを開ける 隣りの席の男の子が本を読んでる! よりによって一番ばれたくない人に 読まれてる 「あ」 私は彼に近づき 本を奪って帰ろうとした 明日から私はクラスの笑いもんだ 泣きたい 「待って!」 彼の声に立ち止まった 振り向かずにそのまま