部屋にこもった。
何もできずに。
歌いたい…
戻りたい。
桐生のドラムのリズムに乗って歌いたい
俊のキーボードの伴奏に合わせて歌いたい
美優のギターのメロディにのせて歌いたい
薫の、ハーモニーと共に歌いたい
みんなで歌って佑月が聞いてたあの時に戻りたい
♪moon light 月のかけら集めてできた光
ほのかな心さそう小さな光
満月は満面の笑みで笑い、
半月は少し小さめに笑いかけ、
三日月ははずかしそうにはにかんだ
太陽の光を借りてほのかに光る
その光は暗い道を照らして
迷っている人の心を灯した
その光が君に届くまで
僕は照らし続けるだろう
月の影に隠れてるそんな自分を
さらし出すのが怖くて
逃げたくて逃げ出したくて
太陽のような君と出会いたくて
ただ、ただ、君に向けて走り出した♪
「歌いたい…。歌いたいよッ!」
ここにいたら、歌えない。
だって、パパは歌が嫌いだから。
ここにいたら、何もできない
あたしを殺そうとしてるやつをただ、
怯えなきゃいけないから。
そんなの嫌だ。
あたしは、自由でいたいんだ。


