そのまま放置で通ればいいのに

あたしはそれができずにいた。

「よく見ると、この人かっこいい・・」

整った顔立ちのその人に

あたしは釘づけになっていた。

「学校にもこんな人いないよぉ」

この時はまだ、この人がどういう人か

わかるはずもなかった。