俺と海翔にとっては、日常茶飯事の警察署。


ただ、いつもと違うのは、主任のおっさんの他に、すみれ先生がやってきたこと。



俺らは、主任のおっさんにこっぴどく怒られる。


「授業中に警察のお世話になるとはどういうことだ?」



「今日は、喧嘩はしないようにしましたよ。でも、向こうが・・・」

海翔は、言い訳を始めたが、その言葉を遮るように主任のおっさんは怒鳴り出した。

「向こうが、どうではなく。授業に出てないお前らが悪いだろう」



主任のおっさんは、海翔のケツを蹴りあげる。



「くすっ」

すみれ先生は、ケツを蹴りあげられる海翔を見て笑った。

「清川先生。笑い事ではないですよ。先生のクラスの生徒ですよ」

もしかして?海翔!!

脈ありかもしれないぞ。