お、おい。まだ買うのかよ。


ギョッとした目で真優の後ろ姿を見つめる。


とりあえず真優の後ろを着いていくが俺の手には大量のショップ袋。すべて真優のもの。靴も服も鞄も。言わずとも買ったのは俺だ。


別に貢がされてるわけじゃねえ。条件反射だ。


あんなキラキラした目で『ありがとう!』なんて言われちまうとまた見てえと思ってしまう。それに俺の目の前で真優が財布を開けるのはポリシーに反する。