内心狼狽える俺に真優は言う。 「探し物はこれですかぁ?」 してやったり、と笑いながら手を翳す真優。その細い指には綺麗な指輪が付けられていた。 やられた… 「陽ってばキザ〜!真優は指輪なんて要らないのに!」 「……自己満足だ」 指輪があれば安心できる。お前の戻る場所は常に俺ンとこってことだろ?とニヤッと口角を上げると、真優もニコッとする。 「ずーっと一緒にいようね!」 満面の笑みを浮かべる真優を絶対に離さねえと誓った。