はやく俺を、好きになれ。







「……俺が好きか?」

「え?」

「なら、もし俺に女が出来たらどうする?」

「どういう、」

「答えろ」



真剣な目で真優を見つめる。



「……陽が誰かのモノになると嫌、かな?」



考えた素振りを見せながら真優は言う。



「……陽が誰か違う女の子の我が儘聞くのも何か嫌だし、真優の好きなココアを違う女の子に入れるのも嫌だなぁ」



陽は真優だけの幼馴染みだもん!と真優は可愛らしく微笑むが俺は苦渋だった。