はやく俺を、好きになれ。












***



「真優ちゃんメアド教えてよ!」

「ちっせえ〜!身長何センチ?」

「それ私服?可愛いね!」



校門に着くと人だかりが出来ていた。その中心には花柄のワンピースを来て麦わら帽子を被った美少女と呼ぶに相応しい女。


晒された手足は白く細く、触ったら折れそうで、抱き締めたら壊れそうなほど小柄だ。



「…あはは。真優は彼氏いるからゴメンね」



その美少女は真優だった。