――――……
―――……



「う……ん……」



ゆっくり目を開けると、薄暗い中に、ガラステーブルがかろうじて見て取れた。



ん?

……って、はっ!!


初めての家で寝ちゃってたっ


ガバッと飛び起きると、すでに部屋は真っ暗で。


慌ててケータイを掴んで時間を確認する。


「わー……もう8時じゃん」


呟いて、顔を上げた。


部屋が暗いってことは、まだ愛さん帰ってきてないんだ。


せめて電気つけなきゃ……。
暗闇に見知らぬ人がいたら、いくらなんでもビックリするよね。



初対面で、それは失礼……。

えっと、どこ?スイッチ……。



のそのそと立ち上がったその時だった。