俺はそれを丁寧につかむと、 「これさ、昔その子がくれたんだ。 ・・・覚えてる?」 そういうと、驚いた顔をしてこちらを見た。 「・・・しゅんくん・・・?」 「あぁ。まこと。俺だ。会えて 嬉しい。」 そういうと、真琴は俺を抱きしめた。