『クスクス……そうですねぇ、貴女の願いを叶えるには、貴女があたしのやっていることをやる、と言うことにしましょう』


「貴女がやっていること?」


私には意味が分からない。

条件が、少女の代わりを務めるということで認識してもよいのだろうか?


『えぇ、あたしは人々の願いを叶えています。ただし、代償が必要なのです。その代償と言うのが……』


「命?だったら、死体だけでも残してくれれば……!!」


『命……まぁ、あながち間違いではありませんね。

存在ですよ。彼女たちのことはいずれ皆忘れるでしょう?

あたしは、存在を代償にしてるんですよ。クスクスクス………

貴女には、これをしてもらうんです。如何ですか?』


「………条件を吞みます」


『あなたの願い、叶えましょう』