───スゥ───

辺りが真っ白な光に包まれたと思えば目の前には神社が現れた。

……こんな所に、神社なんてあったっけ?


『あなたの願いは、何かしら?」


声が聞こえた。高さからして、少女の声だろう。

でも、少女の姿なんて、何処にも見えない。

キョロキョロしていると、何が可笑しいのかクスッと笑った。

何処、何処にいるの?