『折角願いを叶えてあげたのに、意味がないからちょっと早いけど切り上げにしたわね。クスクスクス………

貴女は、人気者になるために何か努力したのかしらね?

まぁ、1瞬だけでも夢を見れたでしょうし…

存分に不幸を味わいなさい。

不幸があるから、幸せがあるの』


少女が言い終えたら、体がどんどん透けていく。


「い、嫌─────!!!!誰か、誰か助けて─────!!!」


私の体も、叫びも虚しく消えていった。