~※~※~※~※~※~ 船上で行なわれた婚約パーティーも、終盤になってきたところでふと気づく。 俺の婚約者、エレーヌがいない事に--- 少し疲れたから散歩がてら探してみるか…。 そして俺は、船上内をフラフラ歩き始めた。 歩いているうちに外の空気にあたりたくなり外に出ると、そこにいたのは--- アクアマリンの髪と瞳を持つ、俺にとって妹のように思っているマリアが海を眺めていた。 そんな所に立っていては危ないと声をかけようとしたところで、突然マリアが海へと身を投げた。