戯れる2人を遠くから見つめていると、突然ドクリと心臓が跳ねた。 それと共に立ち上がるコウガ。 勢い良く立ち上がった為、座っていた椅子がバタリと倒 れる。 倒れた椅子の音に反応し、2人は動きを止めた。 「コウガ?」 エレナは彼の名を呼ぶが、コウガは一点を見つめたま ま動かない。 それを見て眉を潜めたレオンは何かを感じ取ったのか鼻をひくつかせた。 「この臭い……奴等が近くにいる!」 そう言うとドアを乱暴に開け目にも留まらぬ速さで 店を出る。 それに続きコウガも店を飛び出した。