暗い視界に目元へと手を伸ばすと、包帯が巻かれている事に気づきイースに取ってくれないかと頼む。
彼の頼みに頷き巻かれた包帯を解く彼女は露わになった彼の瞳を目にした瞬間驚きの表情を浮かべた。
目を見開く彼女の様子に首を傾げると、窓に映る自分の姿へと目をやった。
「これは……」
言葉を漏らし目元に手を伸ばすリオン。
窓ガラスに映る彼の瞳はグレー。
青と銅のオッドアイだったその瞳は色を失い、悲しそうな色をする。
何が起きたのか混乱するイースはリオンの左手に添えていた手に力がこもり、彼の掌を力強く握り締めていた。
そんな彼女の頭にそっと右手を乗せ優しく撫でるリオン。
ハッとして顔をあげると柔らかく微笑む彼と目が合った。
安心させるように微笑む彼だが、その笑顔はどこか悲しくて…
彼の左手を握るイースは胸を締め付けられ、彼にギュッと抱きついた。
胸の中に顔を埋める彼女は自分の非力さに唇を噛み、未だに彼女の頭を撫で続ける彼はとても悲しそうに遠くを見つめていた。

