車椅子から見える愛


「今日は給食にミカンジュースが出ました。かりんちゃんがどんな顔をするのか確かめてみたくて、少しジュースを与えてみました。すごくすっぱ〜いという顔をしたのでみんなで大笑いしたんですよ」


連絡帳にはそう書かれてあったのだ。


「これは何?」


「かりんちゃん、そんなことをされたの?かわいそう!絶対に許せない!」


母は今すぐにでも飛んでいって文句を言いたい感じだった。でも、もう先生は学校にはいない。


「明日必ず文句言ってやるからね!」