俺様男子とラブ同居

「私もです…」


先輩に出会えて良かった。




『幸せになってね』

「はい…」

『じゃあ…』


プツン

ツーツーツ…




電話が切れた。




カタンっ…


そして私の手から、携帯が下に落ちた。





「歩夢…」


慶太が私の顔を覗き込む。

私は涙を拭きながら、慶太を見つめた。


慶太の優しくて、吸い込まれそうなきれいな目を見つめる。

子供の頃から、ずっと変わってない…



その全てが好き。



言葉なんていらない。

お互いがなにを思っているのかは、もうわかっていたから…