「…そうか？」


まあ、普通レベルよりは高いか。

俺はタイプじゃねえけど…



「この高校に入学して良かったぜ♪かわいい子、多いし！」

「…お前の基準はそれかよ(汗)」

「お前は毎日、歩夢ちゃんというめちゃ可愛い子を見てるから、この有り難みがわかんねーんだよ！」

「・・・・」


…圭佑、歩夢のこと可愛いとか思ってんだ・・

なんかちょっと…引っ掛かるな。





「あれ？噂をすれば……あれ歩夢ちゃんじゃね？」

「え……」


圭佑が指差した先には…




「……！」


歩夢が、俺のクラスの男に話しかけてる。




なっ…

何やってんだ、あいつ…



「えー！歩夢ちゃん、永井とどっか行っちゃったよー？」