俺様男子とラブ同居

お母さんは「ちょっとごめん」と言って、電話に出る。

私は、お母さんが持っていた買い物袋を持った。



「もしもし?ああ、お母さん?」




おばあちゃん?


電話の相手は、お母さんのお母さん…

つまり、私のおばあちゃんみたいだ。




「うん…うんうん。歩夢も慶太も元気よ。あ、ちょっと待ってね」




携帯を私に差し出すお母さん。




「おばあちゃん…」

「あ、うん…」


私はお母さんから携帯を受け取り、耳に当てた。




「もしもし?」

『あ、歩夢ー!?元気?』


電話からは、おばあちゃんの元気な声が聞こえてくる。




「元気だよ。おばあちゃんも元気そうだね」

『まあね〜元気だけが取柄。どう?学校は?楽しい?』

「うん。今日終業式だった」

『そっか〜明日から冬休みか。じゃあ、もう少しで歩夢と慶太に会えるね!楽しみだな〜』