俺様男子とラブ同居

最悪。

こんな時に、お母さんに会っちゃった…




「今帰り?」

「え、あ…うん……」


顔を背けながら、お母さんに返事をする。




「そ。じゃあ帰ろう。慶太の熱が少し下がったから、買い物行ってたんだ。今日はシチューだよ」

「ふーん…」


お母さんと肩を並べて、家までの道を歩き出す。



良かった。


お母さんに、泣いてること気づかれなかったみたい…



それにしても、

慶太…熱下がったんだ……



だから、あの子といたのかな…




慶太とあの子が話す姿を思い出し、また心がブルーになる。