俺様男子とラブ同居

カバンから鏡を出して、泣いた目を見ると…

メイクは完全にくずれて、少し腫れて赤くなっていた。



「ハァ…」と、ため息をついて、鏡をしまう。



これからどうしよう…

今帰っても、あの二人まだいたら嫌だしなぁ…




ポン


っ!


すると後ろから、急に誰かに肩を叩かれた。

振り返るとそこには…





「何やってんの、あんた?」

「………お母さん…」


買い物袋を抱えたお母さんが、私を不思議そうに見ていた。

泣き顔をみられたくなかった私は、とっさにお母さんから顔を背ける。