俺様男子とラブ同居

ペットボトルのコーラに手を伸ばし、フタを開ける慶太。



「じゃあ…ちょっとだけね……」


シャーペンを置き、私もペットボトルの紅茶を開ける。

紅茶の中身を飲みながら目がいくのは…慶太の部屋。



本当にこの部屋に入るなんて、何年ぶりだろう……

結構ちゃんと片付けてるんだな…


しかも・・







壁にかけられているコルクボード。

そこには、数枚の写真が飾ってある。


大抵は圭佑くんや…ヤンキー系の友達との写真が多いけど・・

その中に、幼い私と慶太の写真もある。



写真の中の私と慶太は、まだなにも知らない子供で…

ただ無邪気に笑っていた。