俺様男子とラブ同居

歩夢と花火大会なんて、本当に何年ぶりだろう…

ガキの頃以来だよな、多分。





「はい、おまち!」




焼きそばの入った袋を、おっさんが俺に差し出した。




「どうも…」

「まいどありー」


俺は焼きそばの袋を持ち、とりあえず周りの屋台をキョロキョロ。




歩夢のやつは、どこ行った?

かき氷屋は………どこ?




近くの屋台を探してみると・・









かき氷を見つけた。


そこに並ぶ歩夢も見つけた。




でも…


声をかけられなかった。




その場から、動けなかった。





だって、


歩夢と知らねえ男が、仲良さげに話していたからだ。




あいつ…誰だ?



見たことねえな。


明らかに、今出会ったばかりではない。

前々から、知ってるんだろ。