俺様男子とラブ同居

「俺も小学校のとき、バスケやってたんだよ。ケガで辞めちゃったけど…」

「え、そうなの…?」


日野くんは、さらっとそう言った。




「そ。本当は、中学でもバスケやりたかったんだけど…レギュラーになれないなんて、なんか虚しいしさ…辞めちった」

「・・・」


日野くんも、スポーツやってたんだ…




「部活もやんねえで、慶太とつるんでさ…そりゃあ、成績も悪くなるわな(汗)」

「ハハ」


私、また笑って話してる…

絶対話しても、会話が盛り上がらない人たちだと思ったのに……


私が勝手に、バリア張ってただけだったみたい…




「ハードルってさ〜やっぱり……」


日野くんが、陸上のことを私に聞いてくる。

スポーツが好きなのか、日野くんと私はそれから話が盛り上がり…歩夢そっちのけで話をしていた。


そのせいで、歩夢が間違ってお酒を飲んでしまったことも、気づかなかった(汗)





…………



「本田くん、ついて行ってあげてっ!私、コンビニでなにか飲み物買ってくるからっ」

「わ、わかった」

「俺は、栗原について行くよっ」


間違ってお酒を飲んでしまい、酔っぱらった様子の歩夢。

私と日野くんは、酔いが早く覚めるように、コンビニに飲み物を買いに行くことにした。