俺様男子とラブ同居

歩夢の足元には、缶チューハイの缶があった。




「圭佑!お前、歩夢に酒飲ましただろっ!?」

「えっ…」


俺は栗原と楽しそうに話す圭佑に、缶チューハイの缶を突きつける。




「ち、違うよ!俺はなにも…」

「あ…さっき歩夢、コンビニの袋あさって、『これ飲んでいい?』とか聞いてなかった?」


栗原が、思い出したように言う。




「ああ!そういえば…」


缶を見てみると、それはカルピスの缶チューハイ。


歩夢のやつ…

これをジュースだと思って、勘違いしたんだな…


んとに、バカだよな(汗)




「オメエも酒の管理はちゃんとしろよっ!」


俺は圭佑に、缶を投げ付けた。




「ご、ごめん!酒買ったのすっかり忘れてた(汗)」

「私もごめんね(汗)薄暗いから、お酒だって全然気づかなくて…」

「いや、栗原は悪くねえよ。悪いのは圭佑だ」

「ごめんて〜(泣)」


俺は、冷たく圭佑をあしらった。




「それよりも……歩夢大丈夫?(汗)」


心配そうに、歩夢を覗き込む栗原。

歩夢は顔を赤くして、ぼーっとしてしている。