俺様男子とラブ同居

「…!どこか行くの?」


急に立ち上がる俺に、歩夢は声をかけてきた。




「…便所行ってくる」

「そう…」


俺はそう言って歩夢たちから離れ、小学校から出て行き、コンビニに向かう。

本当は便所に用はない。

ただ、タバコが吸いたかっただけ(笑)



別に、歩夢の前で吸ったって構わないんだけど…(圭佑は普通に吸ってるし)

でも、なんか嫌んだよな。


俺は立ち止まり、人通りの少ない路地で、タバコに火をつけた。

そして数本タバコを吸ったあと…小学校に戻った。






…………



「おかえりー」


3人の元に戻ると、なんだか圭佑と栗原の距離が縮まっているように見えた。

…が、俺はそんなこと気にせず、歩夢の隣に腰掛ける。




「…慶太おかえりぃ」

「!ああ…うん」


俺が座ると、歩夢はご機嫌な様子で俺に話しかけてくる。





「夜遊ぶのって楽しいねっ!」

「…ああ(汗)なんかお前、変じゃね?」


さっきと、テンションが全然違うんだけど……

よく歩夢を観察してみると…




「……ひくっ」


ひくっ?


歩夢は目をトロンとさせて、頬が赤くなっていた。


まさか(汗)




歩夢の周りを探ると…


「やっぱり……(汗)」