俺様男子とラブ同居

栗原に聞こえるんじゃないかくらいの、大声を出す圭佑。




「お前は、女でそこそこ可愛ければ誰でもいいんだろ(汗)」

「いや…今回はなんか違え。なんか、キテるぞ俺♪」


目をキラキラさせる圭佑。



よくわかんねーけど、ま、頑張れ圭佑(笑)




「あーん(泣)逆上がりって、なんで出来ないんだろー」


・・・(汗)

鉄棒から、歩夢と栗原が帰ってくる。




「逆上がり出来なくても、死なないから…(汗)」


隣で、栗原が歩夢をなだめる。


栗原も大変だな(汗)

気持ちは、よくわかる。




「なあ、こっち来て語ろうぜ♪」


圭佑が栗原と歩夢に、手招きして呼んだ。

2人は返事をして、俺たちのところへ小走りで戻ってくる。




「つーかさ、歩夢ちゃんとこうやって話すのって、久しぶりだよな?」


圭佑は、コンビニ袋から飲みのものを出しながら言った。




「そういえばそうだねっ。中学のときは、結構絡んでたよね」

「そうそう!よくみんなで一緒にいたよな?あ…栗原はあんまりいなかったか(汗)」

「私は部活やってたからね〜。歩夢とは、仲良かったけど…放課後は部活だったし」


懐かしむように笑う栗原。





「陸上部だろ?」

「そうだよー」

「種目は??」

「短距離とハードル」

「あ〜、っぽいな〜」

「“っぽい”ってなに(汗)?私、短距離とハードル顔?」

「アハハ♪」


圭佑と栗原の会話が弾む。

歩夢は、それを聞いて笑ってる。