「………何これ」

「それはあたしも聞きたい…」

あたしの目の前には得体のしれないあたしが作り出した物体。

そして、それをありえない…といった目で見ている徹さん。

「はぁ…どうしたらこうなるのか…」

そう言うと徹さんは、ガチャ…と冷蔵庫をあけた。

「んー…これだけあれば…」

そう言うと手慣れた手つきで料理をしていく。

ーーーー20分後

「なにこれ…」

「朝食」

あたしの目の前にはあたしが作り出した物体とは比べ物にならないぐらい綺麗な朝食が…

「美味しそう…」

あたしがそう言うと

「お前の分はあっちな」

と言ってあたしが作ったものを指す。

あたしは「そうだよね…」

と言ってズーンとしながら箸を持った。

つんつんとそれをつつく。

「…よし、」

と言って、食べようとした時…