怖いけど、一度屋上から落ちた事があるからか、それほど躊躇はしなくて済んだ。
この綱が、身体を支えてくれているから安心できているのだろう。
問題なのは、この後に降りるはずの翔太と高広。
上に残る人数が少なければ、それだけ支える力が弱くなるという事だから。
今、降ろされているのは私だけど、そっちの方が心配になった。
皆の頑張りで、なんとか地面に降りる事ができた私は、身体から綱を外して、それを二回引っ張った。
降りる前に決めた「引き上げる」の合図。
そうすると、屋上へと素早く綱が引き上げられる。
校舎から少し離れて、屋上を見上げると、次に下りるのは翔太だという事が、ここからでもわかる。
「わぁ……これ、私が最初じゃなかったら、パンツ丸見えじゃない」
思わずお尻に手を当てて、その光景を眺めた。
ゆっくりと降ろされている……と、思えば、急に綱がゆるんであせる翔太。
「ひぃっ」という悲鳴も何度か聞こえて、それでもなんとか無事に、地面に降りる事ができた。
その場に座り込んで、急いで綱を身体から外す。
高広が引っ張ってても落ちそうになっているのに、その高広が最後に降りる事ができるのだろうか?
この綱が、身体を支えてくれているから安心できているのだろう。
問題なのは、この後に降りるはずの翔太と高広。
上に残る人数が少なければ、それだけ支える力が弱くなるという事だから。
今、降ろされているのは私だけど、そっちの方が心配になった。
皆の頑張りで、なんとか地面に降りる事ができた私は、身体から綱を外して、それを二回引っ張った。
降りる前に決めた「引き上げる」の合図。
そうすると、屋上へと素早く綱が引き上げられる。
校舎から少し離れて、屋上を見上げると、次に下りるのは翔太だという事が、ここからでもわかる。
「わぁ……これ、私が最初じゃなかったら、パンツ丸見えじゃない」
思わずお尻に手を当てて、その光景を眺めた。
ゆっくりと降ろされている……と、思えば、急に綱がゆるんであせる翔太。
「ひぃっ」という悲鳴も何度か聞こえて、それでもなんとか無事に、地面に降りる事ができた。
その場に座り込んで、急いで綱を身体から外す。
高広が引っ張ってても落ちそうになっているのに、その高広が最後に降りる事ができるのだろうか?



