「ごめんなさい、娘が迷惑を……」 遅れて走ってきた若いお母さん。 美人で聡明そうで……アヤにそっくりで。 「あら?貴方アリスちゃん?」 「え?あ、ハイ。有栖川美珠です。アリスって呼ばれてます」 「やっぱり!!妹がいつもお世話になってます」 ……妹? ってことはやっぱり?? 「アヤのお姉さん、ですか?」 「正解!その子は3年前に生んだ子なの」 アヤのお姉さんはそう言って龍矢の足元にいた少女を抱きかかえた。 「写真より本物の方が綺麗ね」 その笑顔はアヤのそれにそっくりで。