「……珠……美珠?」 突然名前を呼ばれてびくついたように振り返る。 今は龍矢と二人で、アヤにお礼の品をと買い物に来ていた。 呼んでも答えないあたしに当然龍矢は不機嫌で。 「何なの?言いたいことあんなr……」 言いかけて、龍矢が止まる。 その視線の先はさも当然のように“あるもの”を捉えていてー 「パパ!」 「「え?」」 龍矢に向かってパパと呼びかけた“子供”の存在に、龍矢もあたしも固まらざるを得なかった。