―――――…







始業式の間、俺達は屋上に来ていた






「俺ら、2年だぞ」





けんちゃんが言う







「そうだね」






のんちゃんが欠伸をしながら答える






「反応薄いなぁ…高2といえば!一番楽しい学年になると俺は思うわけよ」





けんちゃんは右手を上げながら叫んだ






「ただの偏見だよね」






コージが言う





「ちっがーう!」






「「うるさい」」





コージとのんちゃんが見事にハモらせた






「何故ゆえ分かってくれない!」






「いや、だってけんちゃんの言うことだし」




と、のんちゃん


「信憑性なんか微塵もないし」



と、コージ





「お、お前ら!俺をバカにしすぎだろ!」





「まぁまぁ…落ち着こうよけんちゃん」





「うるさい!」



俺は優しく言ってあげたのに、ねぇ?





「ふーん?けんちゃん、優しく庇ってあげたのに俺にも八つ当たり?」






「へ?あ、あぁぁぁ…」






「俺は知らね」


コージはゴロンと寝転がった




「けんちゃんドンマイ♪」





のんちゃんはケタケタ笑っている