羽織ってみると、結構ぶかぶか。


千「土方、動きにくい。」


土「………一番小さい羽織だが?」


千「え、こんなぶかぶか無理。」


自分が小さいと改めて思い知らされて苛ついている僕に、追い討ちを掛けるように土方が呟いた。


土「お前やっぱり……………ちっせ一一一
千「僕は小さくなんかねぇ!!!!」





僕は、戸を勢いよく開けて土方の部屋を出ると、沖田の部屋に向かった。


…………………戸を開けたまま。


土「戸を閉めてけぇぇぇぇえええ!!!!」


千「あぁ、五月蝿い五月蝿い。」


僕は耳を塞いで、沖田の部屋に急いだ。