千「……………の癖に。」


土「………は?」


千「豊玉の癖に、人の心配なんかしてんなよ。先に自分のその才能を心配しろ!!」


土「なっ………!!」


僕は、それだけ言うと布団を頭から被った。





暫くすると、土方の溜め息が聞こえてきた。


土「ったく。………話したくなったら言えよ。」


土方は、僕の布団をあやすように叩くと部屋を出ていった。





千「僕は……………」


人を信じることが出来ないんだよ。


ここの人達も、信じれない。


もしかしたら一生、人を信じることが出来ないかもしれないな。


そんなことを心の中で呟いていると、僕はいつの間にか夢の中に旅立っていた一一一一一一一