僕が土方を睨んでると、土方が僕に向かって何かを投げた。


千「わ、わっ!!」


捕るとそれは和服だった。





土「今日はそれを着ろ。"じゃあじ"とか言うのは目立ちすぎちまうからな。」


いつの間に用意したんだろう。


なんか気が利く土方って、なんか…………………物凄く変!!





土「何ぼさっとしてやがる。さっさと着替えろ。」


千「ほーい。」


僕はまたもや気の抜けた返事をして、急いで着替え、土方について部屋を出た。





屯所内を土方について歩きながら僕は思った。


迷路に迷い込んだかのような錯覚に陥る。


どの部屋も同じに見える。


こりゃ1人ではまだ当分無理だろう。