「じゃあ、行こうよ」 シロが私の手を握った。 強く、強く。 「何もしないで世界が変わることなんてないんだよ 自分から動かないと…何も、変わらない それで傷つくことだってあるかもしれない でもさ――― きっと、そういう世界の方が楽しいよ!」 ―――ああ… シロの手を握り返した。 なんで、なんで… なんで蒼太と同じこと言うのよ… そんなの… 抗えるわけ、ないじゃない…… 握った手を繋いだまま、私とシロは歩き始めた。 柄にもなく、夕日が綺麗だな、なんて思った。