赤く染まった優也の身体を抱きしめて、必死に、必死に…叫ぶ。 ふと、優也が私の頬に震える手を添えた。 優也の口が、小さく開いて――― 「よかっ…た」 …よかった…? 「なんで…なんでよ…なんで私なんかかばったのよおぉ!!!!」 大切な人が傷つくぐらいなら… 自分が傷ついたほうが、よっぽどマシだ。 優也は、優しく微笑んで、そして―――― 「―――奈央、が、好き…だから」 そう言って、瞳を閉じた。 私の頬に添えられていた手も、パタリ、と…落ちた。