「首がいるね」 と、わたしの部屋を見て、彼女はつぶやいた。 数人の友人が、わたしの家に泊まりにきた日のことだ。 つぶやいたその娘だけが、ごめんやばいから、と言って、部屋には一歩も入らずに、逃げるようにして帰っていった。 くそ、ばれたか。