深夜になると、壁に、 「助けて」「出して」 という文字がたくさん浮かびあがる。よく見ると、壁の中に何かを埋めたような跡があるけど、わたしは面倒くさがりなので、いつも無視していた。 ある日、壁から手が飛びだして