早朝、まだ薄暗い公園を散歩していると、 空中に釣り針が浮かんでいるのを見つけた。糸が空につながっている。 ランニングをしていたおばさんが、その針に服をひっかけると、おばさんの上半身が、ぶちんとちぎれてどこかに消えた。 残されたおばさんの足は、少し走ってから、その場に転がった。