「あの、これ、食べてください!」 後輩の女子が、顔を赤らめながら、おれにタッパーをさしだした。 中には、何か赤黒い肉のようなものがつまっていた。 ふと、彼女の足にたくさんの包帯が巻かれていることに気がついた。 「食えよ」 彼女の声色が変わった。