「えーと、今日はこのクラスに転校生がやってくるからみんな温かく迎えてやれ。じゃあ塚田入ってこい。」 クラスがざわめいた。 ガラガラとドアを開けて入ってきた塚田と呼ばれた人は男の子だった。 あたしの席からだと顔がよく見えない… そして黒板に名前をかきおえてくるりとこちらを向いたとき… …目があった… 塚田君はすごく驚いた顔してこちらを見ていたがやがてはっとして自己紹介を始めた。